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こちらの記事ではMAを活用するための体制と、MA導入プロジェクトの流れについて解説いたします。

MAツールの導入に必要な体制

当然ですが、MAは導入した後の運用がスタートラインであり、導入はその事前準備です。

運用開始後を踏まえ、導入準備の時点から、さまざまな部門と連携して推進しましょう。参考として、MA導入に関連する可能性が高い部署を以下に例示します。

 

責任者 意思決定者
マーケティング担当者 マーケティング施策を実施しPDCAで改善していく。
営業担当者 ホットな見込客像と優良顧客像を把握している。
カスタマーサービス 顧客の抱えている課題を把握して顧客対応を行う。
カスタマーサクセス 既存客と並走しアップセル・クロスセルを行いLTVの最大化を狙う。
法務担当者 見込客(個人情報)の取扱いの確認。
PM担当者 プロジェクトを全体を安全に進行する。
システム担当者 要件に基づき設計・設定する。CRMやSFAなど連携等を行う。
コンテンツ制作者 目的を達成する為の制作を行う。

 

ベンダーとコンサル担当のアサイン要否

ある程度MAについて理解を深めていないと、具体的にどのように利用するのか要件を定めることもできず、MAの選定すらスムーズにいかないということもあるでしょう。

そうした場合はコンサルタント等に相談しつつ、自社の状況を共有し要件の整理をサポートしてもらうのがおすすめです。

あるいは、MAの選定までは自社で実現できた場合は、選定したMAツールベンダーにカスタマーサポートの機能をもったチームをアサインしてもらいサポートしてもらいつつ進めていくと良いでしょう。

 

MA導入プロジェクトの流れ

以下に、一般的なMAツール導入プロジェクトの流れを説明します。これらのステップを完了するまでに大体3カ月程度の期間を想定しておきましょう。

キックオフ

MA導入プロジェクトの時開始時には、まずはメンバー全員を集めて「キックオフ」を開催しゴールを共有しましょう。
カスタマージャーニーマップ等をもとに全体を把握し、導入後MAで何を行うのか認識を共有しましょう。
キックオフでは、ガントチャートで導入プロジェクトの全容を共有します。

それぞれの担当者毎の立場で役割を具体的にイメージしてもらい、できるだけ要件を吸い上げるようにすることでトラブルの未然防止に役立ちます。

初期設定

ツールの契約を行うとアカウントが発行されます。
多くの場合、そのままの状態では利用できないため、まずは初期設定を行います。詳細については、ツール導入ベンダーのサポートを受けるようにしましょう。
たいてい、初めに必要となる設定は、DNSやSSLの設定や送信元アドレスの設定です。

基本設計

要件に含まれるシナリオ施策などのより具体的にプランを詰めます。
他のシステムとデータを連携させる必要がある場合は特に設計が重要です。
HTMLメールやランディングページ等、制作担当者への依頼も発生するため、構成要素やワイヤーフレームも設計する必要があります。

詳細設計

詳細設計フェーズでは、連携したデータを基に、データをどのように、どのタイミングで抽出するのか設計します。
また、コンテンツへの差し込み内容の設計、必要であればレコメンド等の外部連携、トラッキング及びレポート等をツール上で設定できるようにする為の設計も必要です。
導入後の運用を想定し、どの様な業務が発生してどの様なフローになるか、予め想定しておくことが大切です。

開発・設定

基本設計で行ったインターフェイス設計に基づいて、データ連携の開発及びMAツールの設定を詳細設計に沿って実施していきます。

テスト

設計書通りに設定されているかどうかのテストはもちろんですが、リリース後に正しく運用できるかどうかを想定するようにしましょう。

リリース

あとは、リリースタイミングに合わせてツールを起動するだけです。
配信したら修正できないものもありますので、誤配信等に気をつけて慎重に行いましょう。

 


 

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そうした業務を経て、幸いにしてデジタルトランスフォーメーションに必要なノウハウを持ち合わせております。初回相談は無料ですのでまずはお気軽にお問合せください。

 

 

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